風と共に走る!

『走る』ってなんだ!?突如走ることに情熱を燃やしたアラフォー男の挑戦を記した回顧録

さいたま国際マラソン③(20kmからゴール)

こんばんは。

さいたま国際のフィナーレです。

どうぞ!

 

 20kmまで余裕を持ちながら順調にペースを刻んでいたのですが、20km過ぎに両足大腿部前面に違和感を感じました。

練習では1度も感じたことのない違和感。

「ん!?この感じは何だ?足が攣る前段階なのか?」

という思いで、少し焦りました。

練習では起きなかったことなので原因も対策も何も知りません。とりあえずエネルギーを補給しよう思っていた矢先、22.5km地点にエイドがありました。十万石まんじゅうとバナナを食べ、足の違和感は気にしないようにして走りました。

(このとき食べたバナナは最高においしかったです。)

 

丁度この辺りでは、ユニフォームから察するにベテランそうなカップルランナーを勝手にペースメーカーにしてつかず離れずの距離を保って走っていました。

 

23.1kmの折り返し地点を過ぎました。

このあたりからはサブ4を達成できるかどうか、何度も予定ペースを書いた紙を見て自分のペースを確認していました。

 

25km以降は給水もエイドもほぼ毎回取っていたように思います。喉が渇いていたとかおなかが減っていたというよりは、給水やエイドのところにいるボランティアの方の声援を近くで受けたかったからのような気がします。

みなさん、こんな見ず知らずのランナーを必死に応援してくれて、本当に励みになりました。すごくありがたかったです。

 

特に女性の応援は(笑)

柄にもなくハイタッチなんかしちゃいました(笑)

 

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そんなこんなで30km地点で最後のジェルを補給し、第3折り返し地点の【東浦和駅入口】も過ぎ、未体験の31km以降に突入しました。この辺りではさすがに体力的にもきつくなってきました。きつくなっていましたが、未体験ゾーンに入ったという変な興奮、高揚感とあと10kmでゴールだという思い、そして、このままいけばサブ4が達成できるという希望から自然とペースが上がっていました。

このとき足の違和感がどうなっていたかは覚えていません。今思うと、20km地点では体は元気なのに、足だけ疲労がでてきたので違和感として感じていたのではないかと思えてきます。30km地点では体の疲労が足の疲労に追いついたため、足の違和感を違和感として感じなくなっていたんじゃないかと思います。

 

そしてさいたま国際マラソンの最初で最後の唯一の難関新浦和橋に来ました。事前にコースをネット等で調べていて難所だということを理解していたので最終兵器を準備していました。

それは・・・・応援です。

会社の親しくさせてもらっている上司に応援に来てくださいと依頼していました。

「わかった。行くよ。」と言ってくれていましたが、正直半信半疑でした。

新浦和橋に突入し、上司を探しながら走りました。

・・・・

・・・・

・・・・

いません(-_-;)。

やっぱり。

でも大丈夫!!

最初から半信半疑でいたので精神的ダメージは半分で済みました(笑)

(これには後日談が)

 

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新浦和橋を乗り越えちょうどあと5kmです。

「行ける!!サブ4行ける!」と確信しました。

あとはどこまでタイムを伸ばせるかです。新浦和橋を過ぎてからは給水もエイドも取らずに必死で走りました。37.5km地点のエイドはうなぎの蒲焼があることは事前に知っていて食べようと思っていました。でもその時点の思考は少しでもいい記録を、あわよくば50分をきってやろうという思いでした。

事実新浦和橋以降はかなりいいペースで走っています。ほどんど抜かれず、反対にバテテペースが落ちたランナーをごぼう抜き状態でした。

 

沿道からは「あと少し」「あと○km」「がんばれ!」と応援が聞こえます。

 

ついに最後の直線を曲がりゴールが見えてきました。

 

ゴーーーーーーーーーーーーーール。

手元の時計を確認すると3時間51分37秒(ネットタイムは3時間51分35秒)

目標達成です。

 

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完走賞としてバスタオルとメダルを受け取り、スタート前に預けた荷物を取りに行きました。荷物はゼッケンごとに預ける窓口が異なります。スタートも早く、レベルも高いA~Cゼッケンの受取所は混雑していました。でも私のFゼッケンの受取所は誰もいませんでした。Fゼッケンランナーはまだほぼ誰もゴールしていないんだと思い、ちょっとした優越感を感じました(笑)

 

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最後に記録賞を受け取りました。

ネットタイムとして『3時間51分35秒』と記載がありました。

 

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10か月の挑戦が終わった瞬間でした。

 

おしまい。